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白紫檀との出会い(回想)

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2024年12月8日

秋が深まり、明け方は10℃を下回るほど冷え込んできた頃。

シルクジャスミンの育成で試行錯誤を重ね、少し自信と気持ちの余裕が出てきたこともあり、新たに植物をお迎えすることにしました。

まだ植物の育成経験も少ないため、育てやすく丈夫な植物を探していたところ、「シロシタン」という名の植物を見つけました。

他にも様々な植物がある中で白紫檀を選ぶ決め手になったのは、白く小さな可愛らしい花と咲き終わった後に生る赤い実でした。

この実はりんごを思わせる丸みと赤みがあります。濃い緑色の葉との対比は鮮やかさを互いに引き立てているようで、目が釘付けになりました。

白紫檀は花が咲いても実が生っても見る者をきっと楽しませてくれるだろうという直感が働き、迷うこと無くネットショッピングで購入しました。

しかし、諸事情により元々予定していた自宅での受け取りが叶わない状況となってしまいました。やむを得ず、遠く離れた職場近くの郵便局の窓口で受け取ることにしました。

白紫檀がどのような状態で発送されているのか、無事なのかも分からない状態が2、3日ほど続き、その間心配が尽きることはありませんでした。

そしてやっと窓口で受け取りが可能になり、受け取ってすぐ職場で状態を確認しました。

それまで北海道で育てられていたことも影響しているのか、葉はいくらか落葉しており、残ったものについては紅葉していました。

とりあえず状態に問題無いことを確認できてホッとしたことを覚えています。

安心したのも束の間、そこからの帰宅は満員電車で長時間に及ぶものでしたので、今度は無事に持って帰れるかという別の不安を抱えながら帰途に就きました。人混みに押されて流されながら、やっとの思いで自宅に辿り着きました。

帰宅してから段ボール箱から取り出し、やっと落ち着いて様子を見ることができました。

よく見てみると花は咲いていませんでしたが、小さな実が2つ生っていることに気が付きました。実は数ヶ月前のものと思われ、乾燥して少しシワシワになっていました。

インターネットで見た状態と比べると少し寂しい状態ではありましたが、それよりもこの長く過酷な旅路を経てもちゃんと生きていてくれていることに感動しました。

きっとこの子ならこの先の厳しい寒さも乗り越えてくれる、乗り越えられるように大切に育てていこう。そして来年こそは可愛らしい実を生らせてあげよう!という気持ちになりました。

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